れおんのブログ

ハワイやフラのことを色々…

メリーモナークフェスティバル[ハワイ島]

こんにちは、れおんです。

今回のハワイ旅行の目的は、メリーモナークフェスティバルを観に行くことでした。

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メリーモナークって?

まず、少し、歴史のお話を。

今でこそフラは色んなところで観れま すが、今を遡ること約200年前、ハワイにやって来たアメリカのキリスト教宣教師たちによってハワイの文化が邪教扱いされてしまいます。 神に踊りを捧げるフラは野蛮なもの、みだらなものとして恰好の標的となりました。

1830年にはキリスト教の洗礼を受けたKaahumanu女王により、公共の場所でフラを踊ることが条例で禁止。 見つかると投獄されてしまうので、ハワイアンの大人たちは子どもたちを守るため、フラも踊らず、ハワイ語も使わなくなってしまいました。

フラが復活したのは、そこから約50年後。

当時のカラカウア王が戴冠式と50歳の誕生日を祝う際に、フラを踊らせたのでした。 フラを復活にあたっては、従来の打楽器のリズムと詠唱によって神に捧げるフラだけでなく、歌とメロディに乗せた踊りも披露されました。 これにより、参加していたアメリカ人たちもフラの復活を受け入れられたようです。

メリーモナークというのは、カラカウア王のニックネームで、「陽気な王様」という意味。

今、皆がフラを踊れるのもカラカウア王のお陰なんですね。

フラのコンペティションはあとからスタート

メリーモナークフェスティバル自体は、イースターから1週間開催されます。

1960年に津波の被害で壊滅状態となってしまったヒロの街を復興させるため、1964年から観光誘致を目的に始まったイベントです。

この時は、ひげコンテストやビール一気飲みなどの催しものが行われていました。

フラコンペティションが始まったのは1971年から。 最初は女性だけでしたが、後に男性も出場できることになりました。

クムフラ(フラの先生)の名前を冠したエディス・カナカオレスタジアム。

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水曜にホイケナイトがあり、以降、ミスアロハフラ、団体(カヒコ)、団体(アウアナ)と続きます。

コンペティションが始まった頃は、「フラ界のオリンピック」と言われるほどになると思っていたのかな?

最近は、団体よりもミスアロハフラの方が好きです。 ハラウ(フラの教室)の代表で選ばれて、ものすごい緊張の中で持っているものを出しきる。 今年、ミスアロハフラに選ばれた子のアウアナ(現代のフラ)は神がかっているように見えました。

メリーモナーク(ミスアロハフラ) https://www.merriemonarch.com/2019-miss-aloha-hula-awards/

会場の中で演技を観ることができたのって本当にラッキーだったなって思います。

次はいつ行けるか分からないけど、良いGWになりました。